【理】 「か、夏夜、さん…っ」 酔っていたせいか、それ以外の理由かわからないけど、いとも簡単に、夏夜さんに押し倒される。 【夏夜】 「ちょっとじらし過ぎな感はあるけど、ま、受け入れてくれるんならよしとしましょ」 【理】 「う、あ…」 で、倒されたときに頭を打ったせいで、ますます世界がぐるぐると回り始め… 【夏夜】 「ね、理くん、触んなよ。久しぶりなんでしょ? 我慢、することないって」 【理】 「あ、ああ…」 夏夜さんの手が、僕の手首を掴み、自分のワイシャツの中へと導き入れる。 【夏夜】 「は、あ…」 【理】 「っ」 そこには、予想通り、いや、予想を遙かに超えた柔らかい塊が、僕の手のひらに包み込まれるのを待っていて。 ちょっとでも手を動かそうものなら、弾性に富んだその膨らみが、僕の手のひらを押し返してきそうで。 【夏夜】 「あ、あ、あ…っ、そ、そう、その調子だよ…」 【理】 「え…」 何が『動かそうものなら』だ… 僕の手は、とっくの昔に僕の制御を離れ、夏夜さんの胸を、ぎゅっと掴んでいる。 【夏夜】 「は、ぁ、ぁぁ…こ、こっち、も…っ、ひ、ぅぅ、んっ、んん…は、ぁぁ…」 【理】 「〜っ!?」 今度はもう片方の手が掴まれ、僕の下半身の方へと導かれる。 けれどそこには、僕の下半身の上に乗っている、もう一つの下半身が待ちかまえているわけで。 【夏夜】 「触って…ねぇさわって、理くん…っ」 |