どこの街にも必ず一つはありそうな分譲マンション、フローリアス樹ヶ丘。 その『5階』に暮らす3組の家庭。 「501号室」の秋月(あきづき)家 「503号室」の藤枝(ふじえだ)家 そして、「502号室」の桜木(さくらぎ)家 3家族は、部屋ごとの垣根もなく、全員が家族同然の扱い。隠し事なんて水臭い。包み隠さずフランクに―――そんな風に、彼らは和気藹々と、ごくごく普通のご近所付き合いをしていました。ところが、たった一つだけ、秘密があったのです。実は…… 502号室の『息子』と503号室の『お母さん』は、恋人同士だったのです。 プラトニックなんかではなくて、ちゃんとHしちゃうような恋を……。 1号室、3号室、そして2号室の住人…… 「<132>と書いて<ヒミツ>と読む!」 主人公、桜木浩二は、502号室で暮らす、ごく普通の少年。 そんな彼の意中の人は、隣の503号室の未亡人、藤枝涼子。主人公より一つ年下の娘がいるとは思えない、かわいい女性。 彼が夢見るささやかな将来は、その涼子さんと平凡な家庭を持つ事。 「二人っきりで、誰にも邪魔されず甘えまくる生活を送りたいんだっ!」という少々マザコンっぽいが、微笑ましい小市民的望みを胸にする受験生。 ところが、そんな彼の将来設計は、名うてのプレイボーイである父親の血統故に身に染み付いた、隠れプレイボーイ気質が仇となる。 涼子の一人娘であり、同級生でもある、藤枝小雪。 生意気で意地っ張りで口うるさくって、浩二にとっては古女房のような存在。 けれど、母親譲りの美少女で、学内では公認カップル扱いされている相手。 彼女も、ひそかに主人公に恋する女の子たちの一人だった。 小雪に内緒で、付き合いだした主人公と涼子は、まだキス止まり。なんとか、その先へたどり着こうと奮闘する二人を取り巻く、個性的なヒロインたち。 突然アメリカからやってくる、主人公の許婚、クリスは、能天気で、猛烈に主人公にアタックする、胸の大きな女の子。 見た目は清楚、表の顔は従順可憐な、萌え妹、菊永瑠璃。ところが、裏では、主人公をいじめまくってきた真っ黒な女王様。 そして、501号室の秋月かおりは、ちょっと年上の大学生。だけど、裸ワイシャツでフラフラ、エロ小説書きの因果か、エロワード言いまくりの困った人。 主人公は、そんなお色気たっぷりの誘惑をかいくぐって、無事、本命涼子と、Hできるのか? それとも、彼女たちの誘惑に負けて、新しい恋を選ぶのか。 全8話からなる、ホームドラマ仕立てのドタバタ恋愛コメディー。 |